影のスタッフS子です。店主に代わり、今後イベントレポートをブログにアップしていきたいと思います。
第1弾は、先日大好評をいただいた『東京の本屋さん』『本を贈る』関連イベントについてご報告します。
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街から本屋さんを消さないために、東京都書店商業組合さんが一念発起、YouTube『東京の本屋さん』を開設して、加盟書店を紹介しています。 その熱意に賛同した映画監督の篠原哲雄氏がメガホンを取り、ドラマ化まで実現しました。 YouTubeの9話分のドラマを1本にして特別編集版とした映画 『本を贈る』の上映会をカフェで開催しました!
今回のブログはまず、その前のプレイベントとして 5月31日に開催した「篠原哲雄監督 x ふらっと神保町トークイベント」をレポートしていきます♪
ふらっと神保町は、明治大学の学生さんが立ち上げたコミュニティで、神田すずらん通りにオープンした本棚書店PASSAGEのクラウドファンディングを行ったり、読書会を開催したり、神保町の街を盛り上げたい!と色々なことに挑戦されています。
イベントでは発起人の中野さんから、神保町は本屋街・学生街・個人経営店多数といった多くの特徴をもち、神田カルチェ・ラタンとしても知られる素晴らしい街なのに、コロナ禍で街での学生同士のリアルなつながりが激減してしまったので再構築したいこと、東京都全体で見ると書店数は減ってしまっており、本屋さんの活性化が必要な状況であることが紹介されました。
レイ・オルデンバーグの提唱するサードプレイス、とびきり居心地のよい3つ目の居場所として必要な要件を見ていくと、まさに本屋さんやカフェはサードプレイスにぴったりであるとの結論に、参加されたお客さま皆さまが大きく納得・賛同されていました。
篠原哲雄監督は、明治大学法学部をご卒業。在学当時から映画制作活動を始められていました。3-4 年時には神田駿河台キャンパスのゼミ棟に通われていたので、神保町・お茶の水はまさにエリア全体が監督にとってのサードプレイス。書店・カフェに加えて、映画館もサードプレイスになれるとの、監督ならではのご発言にも一同大きく納得。
学生時代のプライベートエピソードや、当時や今も行きつけのおすすめのお店などをご紹介下さり、大御所なのに気さくなお人柄に、ファンになったお客さまも多くいらっしゃいました。
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ちなみに、トークイベントの最初には、『東京の本屋さん』から2本の動画上映も行いました。2店とも中国書籍を専門に扱う書店さんですが、お店の成り立ちは全く異なり、店主のお二方がそれぞれにご自身の書店にかける想いを伺うと胸が熱くなりました。
- 神田神保町・内山書店
- 神田神保町・東方書店
他にも近隣書店として、
- 神田神保町・農文協 農業書センター: 農業書の専門店
- 神田神保町・東京堂書店: 映画・芸術コーナー充実
さらに篠原監督からも、ご自身が撮影に携わられた本屋さんのご紹介もありました。
- 目黒区祐天寺・王様書房: 熱い想いにあふれる店主
- 杉並区浜田山・サンブックス浜田山: お客さんを楽しませたい
- 文京区千駄木・往来堂書店: 文脈棚
気になった方はぜひ、YouTube『東京の本屋さん』にアクセスしてみてください!
計約70店舗もの、たくさんの魅力的な本屋さんが紹介されていますので、ご自宅や職場近くの本屋さんも紹介されているかもしれませんよ♪
YouTube『東京の本屋さん ~街に本屋があるということ~ 』
https://www.youtube.com/channel/UCC-Xr3O33ApZwx_V_pzVNVQ/videos
篠原哲雄監督 プロフィール
明治大学法学部卒業。助監督を務める傍ら、自主制作も開始。国内外の映画祭での受賞を経 て、1996年に初長編「月とキャベツ」がヒット。2018年「花戦さ」で日本アカデミー賞優秀監督賞を 授賞。 近年の作品には「影踏み」、「犬部!」などがあり、幅広いジャンルで数々の名作を生みだしている。
ふらっと神保町情報発信 – Note
https://note.com/flat_jimbocho/
次のブログは、『本を贈る』上映会・トークイベント本編のレポートです!